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受け継がれる日本の技「手刻み」
2025年10月17日
住まいづくりは、完成してからでは見えない「構造」の部分にこそ大切な価値があります。
今回は、大工による手刻みについてご紹介します。
■手刻みとは
現在の住宅建築では、プレカット工法(工場で木材を機械加工する方法)が主流です。しかし当社では、設計やお客様のこだわりによっては大工が一本一本の木材を測り、鑿(のみ)や鋸(のこぎり)を使って仕口や継ぎ手を加工する「手刻み」を行っています。
これはかつての日本建築でも主流だった伝統的な加工方法で、木の性質や癖を読みながら、最適な組み方で仕上げていく高度な技術です。
■手刻みのメリット
・木材の特性を最大限に活かす
一本ごとに曲がりや節、年輪を見極めて加工するため、強度を引き出すことができます。
・柔軟な対応が可能
梁せいの調整など、プレカットでは難しい細かな設計にも対応できます。
・耐久性の高さ
伝統工法に基づく継ぎ手や仕口は、地震などの揺れにも粘り強く耐えます。
家づくりは、完成した見た目だけで判断されがちですが、本当に大切なのは見えなくなる部分にどれだけ心を込められるかだと私たちは考えています。柱や梁といった骨組みは、住まいの寿命や耐震性能、将来のメンテナンス性を大きく左右します。
手刻み加工は決して効率の良い方法ではありませんが、お客様の大切な住まいに年月を超えて耐える強さと美しさを与えてくれます。
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1953年創業の誠巧建設では、ご家族が健康で安心して住める
自然素材を使った伝統的な家造りを提案しております。
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